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「群青と徒花」

夜明けを待つ群青が 午前三時に濃くなった

言葉に成らず ただ ただ

たわわに実る惜別の実が 六年前から膨らんだ

心に成らず ただ    ただ

 

明日はそう 遊びに行こう

千鳥足で間違えたって良い

赤信号 みんなで渡ろう

手遅れになるよりはずっと良い

群青を忘れずにいよう

落としたって戻ってしまえば良い

君の花を咲かせに行こう

あの日の涙が報われるように

 

赤い鉄塔にしがみついて 午後九時の都会を眺めてる

僕の知らない人の明かり

トビハゼ、泥の上    這い回る 「僕らみたい」 君が笑う

言葉も心も ただ ただ

 

朝焼けを見に行こう

好きな音楽を鳴らして歩こう

弱いままで逃げてしまおう

君が消えちゃうよりはずっと良い

群青を忘れずにいよう

落としたって戻ってしまえば良い

君の花を咲かせに行こう

意味ない事ばっかしようぜ

 

明日はそう 遊びに行こう

千鳥足で間違えたって良い

赤信号 みんなで渡ろう

手遅れになるよりはずっと良い

群青を忘れずにいよう

落としたって戻ってしまえば良い

君の花を咲かせに行こう

全部、全部    終わってしまう前に

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